恐怖で人を動かしてはいけないと思う
前回「人を動かす」の本で人を動かすための秘訣についての感想を書いたのですが、
逆に、恐怖で人を動かしたらどうなるのかを考えてみました。
会社での上司と部下の設定です。
恐怖でも人は動かすことはできる
恐怖でも人を動かすことはできます。ものすごく怖い雰囲気を出し、精神的な圧力をかけていくことで、「怒られたくない」という思いを働かせ人を動かすことができます。
ミスをしたら怒り、恐怖という感情の罰を与えます。何回も繰り返していると相手は条件反射で「動かなきゃ」と思うわけです。
恐怖で人を動かすと信頼は得られない
ただ、恐怖で人を動かすと信頼は得られないと思います。表面上は笑顔で「わかりました」と動くかもしれないけど、心の底では何を考えているかはわかりません。「いやだな」「つらいな」などネガティブな感情の方が多いものになるでしょう。
ネガティブな感情で上司と接するわけですから、その上司自体もネガティブな存在になり、信頼をしなくなります。たとえその上司がどんなに能力的にすぐれた人であっても。
恐怖で人を動かすと結果的に損をすることになる
そういう関係を続けたらどうなるでしょう?表面的にみると上司の言うことを「わかりました」ということを聞いてるようにみえるでしょう。行動もしています。
ネガティブな感情が復讐心になることもあると思います。つもりにつもった感情が爆発した時が怖いです。一時的には思いどうりに動きますが、長期的にみると信頼も得られず、何かの形で報復を受けるかもしれません。
まとめ
そう考えると人を動かす時は、相手の立場になって考えたうえで、批判・苦情ではなく、おしみなく賛辞を与え、信頼される上司になった方が得策だと思います。
やっぱり「人を動かす」に書いてあることは深いなぁ。