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【保存版】ギックリ腰の対処法と気をつけなければいけない症状について解説します

腰が痛い人のイメージ

 

前かがみになった瞬間、「いて!」と腰に痛みが・・・。

 

「この痛みはギックリ腰なんですか?」と聞かれることがよくあります。

 

今日はギックリ腰とは何かという事と、気をつけないといけない症状についてご説明します。

 

ギックリ腰とは?

そもそもギックリ腰とはなんでしょうか?

 

一言で言うと「腰の捻挫」です。

 

捻挫とは、レントゲンなどでは映らない部分の損傷のことで、筋肉や靭帯、腱や関節包を痛めた状態です。

 

ギックリ腰の場合は、硬くなっていた腰椎の関節や筋肉が無理に動かされて、損傷し炎症などが起こります。

 

 

ギックリ腰の種類

ギックリ腰のいくつかの種類をご紹介します。

 

腰椎椎間関節捻挫

腰椎と腰椎の間にある関節に、無理な力がかかり損傷した状態です。

 

筋・筋膜性腰痛症

腰椎の周りにある多裂筋や胸最長筋や腰腸肋筋などを損傷した状態です。

 

仙腸関節

左右の骨盤と骨盤の間に仙骨という骨があります。その部分の炎症が起きている状態です。

 

 

ギックリ腰と似ているが気をつけないといけない症状

ギックリ腰と似ているのですが、もっと重篤な症状の場合もあります。足の付け根や肛門付近、内もも、スネや足がしびれている場合は注意が必要です。この場合はレントゲンだけでは判断できない事が多いので、場合によってはMRI撮影が必要になることもあります。

 

腰椎椎間板ヘルニア

背骨の間には弾力があるクッションがあります(椎間板)。椎間板に長期間圧力がかかり、潰れて飛び出ることを椎間板ヘルニアといいます。椎間板の潰れたては炎症が強いことが多く、ギックリ腰のようにも見えます。

 

腰椎分離症・すべり症

体を反らす動作が多くなることで腰椎に負担がかかり、腰椎のつなぎ目の部分が骨折した状態を腰椎分離症といいます。左右両方が骨折し、椎体が前に滑っていくと腰椎すべり症と呼ばれます。

 

腰部脊柱管狭窄症

背骨の中には神経の束が通る空洞があるのですが、なんらかの原因でその空洞が狭くなった状態です。先ほどの椎間板ヘルニアや、腰椎すべり症などが関係している場合もあります。

 

 

ギックリ腰の対処法

急に腰が痛くなった多くの場合は筋肉、関節、靭帯、腱、神経、椎間板などに炎症が起こって痛みが出ています。イメージとしては切り傷が出来てしまった状態です。

 

炎症や傷が落ち着くことで痛みも緩和されていきます。

 

まずは、炎症や中の出血を抑えるために氷で冷やします(アイシング)。袋に氷と水を入れてもいいですし、氷嚢やアイスノンでも良いので、患部を冷やします。

 

15分ぐらい冷やして2時間ぐらい休み、また15分ほど冷やします。これを続けます。2日ほど続ければ良いでしょう。

 

入浴は炎症を悪化させる原因にもなるので、シャワー程度に控えます。

 

コルセットを持っている人はコルセットで腰を固定して圧迫しましょう。中の傷口を広げないように出来ます。

 

そして安静が大事です。動いたりせずに、横になって楽な姿勢をとりましょう。その時の状態によって楽な姿勢は違いますが、横向きになって股関節と膝を曲げて丸まった姿勢か、仰向けで膝の下にクッションを入れて膝が曲がった状態を取ると楽なことが多いです。

 

炎症を抑えながら、専門機関を受診し詳しい状態を調べてもらいましょう。

 

 

まとめ

急に腰が痛くなった時に自己判断でストレッチしたり、温めたりして悪化させる方も多くいます。自分では判断せずに今回の記事を参考にしながら対処してくださいね。

 

こういった症状は、はじめにどんな処置をするかで後々の治り方が変わってきます。後に響かせないためにも正しい処置をし、病院でしっかり診てもらいましょう。