【本のレビュー】勝ち続ける意志力を読みました
SNSで人気のサウザー (@Fist_of_Phoenix) | Twitterさんが梅原大吾さん著の「勝ち続ける意志力」を読んだほうがいいよと言ってたので読んでみました。
さっそく、感想を書きたいと思います。
梅原大吾とは?
17歳でゲーム「ストリートファイター」で世界大会で優勝し、世界一に輝く。
2010年8月「世界で最も長く稼いでいるプロ・ゲーマー」としてギネス認定される。
順調に見える梅原の人生は波乱の人生だった。
中学1年生の時にゲームセンターに通うようになり、毎日練習を続ける。
周りの友達がだんだん受験勉強に取り組んでいくなか、梅原はゲームを徹底的に極めていく。
「自分の好きなことはなぜゲームなのか」と葛藤しながらも、自分の選んだものを信じて進んで行く。
23歳でゲームと向き合えなくなった梅原はゲーム業界から引退。
その後、プロ雀士を目指すことになる。3年でトップクラスの技術を身につけるも辞めてしまう。
26歳の梅原は人生に迷う。病院で働いていた両親のこともあり、「介護士になろうかな・・・」とふと思いつき介護士の仕事につく。
介護士の仕事をしながら、友人に勧められ久々に遊びでゲームを行う。
今までは肩の力が入りながらゲームを続けていた梅原だが、ゲームというものを楽しんでプレーできるようになる。
久々に出場した大会でも優勝し、再びゲーム業界に復帰。
数々の戦歴を残し、スポンサーからオファーを受けプロ・ゲーマーとなる。
梅原大吾 (@daigothebeastJP) | Twitter
勝ち続ける意志力を読んで感じた梅原大吾さんの人間性
梅原さんの強さは誰よりも努力していることと、その努力をしていることで絶対的な自信を持っていたことだとおもう。
格闘ゲームの流行りのテクニックなどには目もくれず、色んなパターンを試し、自分のスタイルを作り上げていく基礎力。
形で出来ても新しいことをどんどん試していく柔軟性。自分の勝ちパターンだけにこだわっていない姿が印象的だった。
梅原さんは「日々、成長」ということに信念を持っているようにも見えた。
1つ1つ試しながら、磨き上げながら積み上げて成長していく。
勝ち続ける秘訣とは
格闘ゲームなので、「勝った、負けた」という勝敗が存在する。
梅原さんはその勝敗には一喜一憂しない。モチベーションの波をつくってないのだ。
大会で勝つことを目標にしてしまうとそこで止まってしまう。大会の結果は過程。
日々、ゲームを極めるということに着目している。当然、そこには終わりがない。
終わりがないからこと、モチベーションは乱れないのだろう。
そしてコツコツ続けること。
「とりあえず目の前の階段を5段登ってください」そうやって毎日5段すつ登っていけば、500段登るものそれほど苦痛に感じないだろう。
参照:勝ち続ける意志力 (小学館101新書)207ページ
コツコツ続ける方法について梅原さんはこう語っている。
目の前のことに情熱を持ち、全力で取り組み、一喜一憂しないことで勝ち続けることができることを学んだ。
生きることとは
梅原さんは「生きることとは?」という質問について、
僕にとって生きることとは、チャレンジし続けること、成長し続けることだ。
参照:勝ち続ける意志力 (小学館101新書)246ページ
と語っている。
ゲームという一般的に周りの人から評価されないものに、迷いながらも取り組み続け、世界の頂点にたった男の言葉は重い。
たとえ遠回りの道になってしまっても、自分の信じた道を信じて進むことは大事だと思った。僕も日々、成長ということを心に刻んで生きていきたいと思った。
まとめ
周りの言うことにフラフラしていたら、今の梅原さんはなかったのだと思います。やっぱり自分の決めたことを信じて進むことは自分の人生でも大事だなと思いました。
「将来どうしようか迷っている」「何をすれば良いのかわからない」「自分のやりたいことが周りの人から理解してもらえない」という方はぜひ読んでみて欲しいです。なにかヒントになるものがあるでしょう。
僕も一緒にがんばりたいと思います。